白血球の種類と役割3

こんにちは!

前々回、造血幹細胞から骨髄系幹細胞とリンパ系幹細胞に分かれると話しました。

今回はリンパ系幹細胞についてです。

(骨髄系幹細胞については前回、前々回の記事に書いています)

リンパ系幹細胞は、リンパ球があり

リンパ球には

・ヘルパーT細胞

・細胞傷害性T細胞(キラー細胞)

・B細胞

・NK細胞(ナチュラルキラー)

に分かれます

骨髄から作られた造血幹細胞から、それぞれの細胞へ分化していきます

リンパ球の分化

造血幹細胞→未熟リンパ球→未熟B細胞→成熟B細胞

造血幹細胞→未熟リンパ球→未熟T細胞→成熟T細

となります

造血幹細胞、未熟リンパ球、未熟B細胞、成熟B細胞は骨髄で作られ、

未熟T細胞、成熟T細胞は胸腺で作られます

☆覚えるポイント☆

骨髄は英語でBone mellow(ボーンメロー)で頭文字のBをとってB細胞

胸腺は英語でThymus(サイマス)で頭文字のTをとってT細胞

一次リンパ組織として骨髄、胸腺があり、

ここではリンパ球が分化し、成熟するまでの組織で

そこから血流に乗って

二次リンパ組織としてリンパ節、脾臓に移動します

ここでは実際に免疫細胞としてはたらく場所となります

血液は全身を循環していますが、リンパ球も同じです

血液の血漿成分は毛細血管で締め出され、細胞に栄養と酸素を運びます

静脈に戻れなかった余分な水分はリンパ管で回収され、この水分を組織液といいます

この組織液の中にB細胞、T細胞などのリンパ球が入っています

組織液はリンパ節を経由して静脈角から静脈へと合流してまた全身を循環していきます

このように、リンパ球は血管やリンパ管を巡って病原体がいないかパトロールする役割、さらにリンパ節や脾臓に立ち寄って免疫の仕事をしています

(リンパ管に入った細菌やウイルスの病原体はリンパ節でやっつけられる)

今回はここまでになります。

次回はリンパ球のT細胞、B細胞、NK細胞についてです

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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