こんにちは!
今回は過去問3問目です。
問題
細胞小器官のうち、たんぱく質の合成を行うのはどれか
- 核
- リボソーム
- ミトコンドリア
- リソソーム
- 細胞骨格
正解は2のリボソームです
細胞は細胞膜、細胞質、核でできています。
細胞を包んでいる膜、遺伝情報の保存と伝達の役割がある核、
そして今回の問になっている細胞質の細胞小器官について勉強していきたいと思います。
細胞小器官には
・ミトコンドリア
・粗面小胞体
・滑面小胞体
・ゴルジ装置
・リソソーム
・中心体
があります
・ミトコンドリア
ATPを合成する装置
ATPとは細胞の活動エネルギーで、アデノシン3リン酸のこといいます
ミトコンドリアには内膜と外膜があり、クリステというヒダがあるのが特徴
・粗面小胞体
名前の通り表面がザラザラしていて、そのザラザラの正体がリボソームです
粗面小胞体にはリボソームがくっついており、たんぱく質の合成を行っている
・滑面小胞体
粗面小胞体とは違い、表面は滑らか
コレステロールの合成や分解、脂質代謝やカルシウムの貯蔵を行っている
・ゴルジ装置
リボソームで作られたたんぱく質を加工して、細胞外に放出する
・リソソーム
膜で包まれた袋状の小顆粒
加水分解酵素が含まれており、細胞内の異物や不要物を処理している
・中心体
円筒状をしており、細胞分裂をするときに紡錘糸(ぼうすいし)という糸を形成し、その糸を染色体まで伸ばしてくっついて2つに分裂させる
以上が細胞小器官の役割です
核について
ちなみに、細胞には基本的に核が存在しますが、赤血球には核がありません。
赤芽球から赤血球に細胞分裂する際に核を捨てます(脱核)
なぜ核を捨てるのか?
・核を捨てるとそこにくぼみができ、表面積が広くなってその分たくさんの酸素を運ぶことができるため。
・毛細血管の中をスムーズに通ることができるためです。
では今日はここまで。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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