骨の役割

こんにちは!

今回は過去問題第2問目です。

問題

骨に関する記述で誤っているのはどれか

1.体全体を支持する

2.連結して関節を構成する

3.重要な臓器を囲み、保護する

4.内腔に血球産生組織を含む

5.関節を動かす 

答えは5の関節を動かす です

関節を動かしているのは骨ではなく、筋肉(骨格筋)です。

骨の役割は1~4以外に、リンやカルシウムなどの無機塩類の貯蔵もあります

骨ってどんな構造?

骨は、外側の骨皮質(こつひしつ)と内側にある骨髄腔(こつずいくう)からできています。

骨皮質にはさらに外側の緻密骨(ちみつこつ)と内側にある網目状の海綿体(かいめんたい)に分けられます。

骨髄腔にある骨髄には造血幹細胞があり、新しい血(赤血球、白血球など)を作っています。

そして犬の骨型の歯磨きガムを想像してください、2方向にボコボコしている両端が骨端といい、

真ん中の部分が骨幹といいます。

骨端の中には骨端軟骨という軟骨があり、成長板とも呼ばれます。

骨端軟骨は若齢動物に存在し、成体(おとな)になると骨端軟骨は骨組織に変わり、骨の成長が止まります。

骨の形について

骨の形は全身全てがあの歯磨きガムの形をしているわけではなく、

3種類あります。

  1. 長骨・・・上腕骨、大腿骨など
  2. 短骨・・・手根骨、足根骨など
  3. 扁平骨・・・肩甲骨、頭蓋骨など

に分けられます。

長骨は、文字通り長く伸びた管状の骨で、身体の体重を支え、動かしやすくる役割

短骨は、縦横の長さがほぼ同じ形をしており、手首、足首を安定させて動かしやすくする役割

扁平骨は、平らな形をしていたり、肋骨のような細長い骨が並んでいる形をしており、脳、心臓、内臓を守る役割

骨によってそれぞれ形も役割も違います。

それでは今日はここまで。 最後まで読んでいただきありがとうございました。

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