骨の構造

こんにちは!

前々回の復習

1.骨は骨皮質、骨髄腔でできている

2.骨皮質には緻密質と海綿質がある

3.骨髄腔には造血機能があり、新しい血を作っている

4.骨の端を骨端、真ん中を骨幹という

5.骨端に骨端軟骨という成長板があり、成体になると軟骨は骨組織になり、成長が止まる

6.骨の形には3種類あり、腸骨、短骨、扁平骨がある

今回は前々回の続きで骨について詳しく書いていこうと思います

2の緻密質について

緻密骨の外側には骨膜があり、緻密骨と骨膜をくっつけているのがシャーピー繊維といいます(みかんの皮をむくと白い筋が出てきますよね、身と皮をくっつけているあのイメージです)

そして緻密質の中にはバウムクーヘンみたいなものが縦にたくさんあり、これをオステインといいます。

オステインの中の一層一層がハバース層板といい、中心部分のことをハバース管といいます。ハバース管の中では血、神経、リンパ管が流れています。

そして、緻密骨の縦に並んでいるオステインたちを横になって繋いでいるのがフォルクマン管といいます

骨を構成する組織について

骨組織は骨細胞と骨基質からなります。

骨基質にはたんぱく質、リン酸カルシウム、水が入っています(☆骨はリンとカルシウムの貯蔵庫!そしてそれらの濃度を調整する役割もあります)

骨細胞は3種類存在し、骨芽細胞、骨細胞、破骨細胞があります

オステインのハバース層の間に骨小腔という隙間があり、そこに骨細胞がくっついて存在(ギャップ結合)します。

ハバース管の中心に骨芽細胞があります。(骨芽細胞もギャップ結合している)

細胞たちの働き方について

破骨細胞が古い骨のところに集まり、水素イオンを分泌して強い酸性にし、古い骨を溶かします。(カルシウムは酸によって溶かされる)

すると、溶かされた場所にくぼみができます。そこに骨芽細胞がやってきて、類骨を形成します(類骨とは、まだ石灰化してない骨基質)

そのあと石灰化して骨芽細胞は自分が作った骨基質に閉じ込められ、骨細胞となります。

骨は出来上がるとそのままではなく、常に骨吸収(古い骨を壊す)と骨形成(新しい骨を作っている)して改築を繰り返しているということです。これを骨代謝(リモデリング)といいます。

今回はここまでになります。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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